*特に予約は不要ですが、会場がいっぱいになり次第締め切らせていただきます。 主催:現代史研究会 担当&進行係・合澤清 日時:2024年11月30日(土)12:30~17:00(開場は12:00) 場所:専修大学神田校舎本
本文を読む合澤 清の執筆一覧
「ルネサンス」-「宗教改革」-「マキアヴェッリ」(3)
著者: 合澤 清ここでは再びマキアヴェッリに立ち返る。そして特に彼の代表作である『君主論』がどういう条件下で書かれたものなのかについて考察してみたい。 15世紀~16世紀のイタリア、特にフィレンツェを取り巻く複雑な情勢 塩野七生も触れて
本文を読む「ルネサンス」-「宗教改革」-「マキアヴェッリ」(2)
著者: 合澤 清ここで少し視点をずらしながら、この時代のヨーロッパを大きく鳥瞰し、「ルネサンス」「宗教改革」そして「マキアヴェッリ」の相互連関の大本を考究してみたい。 ヨーロッパ300年間の成果の瓦解(ペストと百年戦争) ペスト(黒死病
本文を読む「ルネサンス」-「宗教改革」-「マキアヴェッリ」(1)
著者: 合澤 清ヘーゲルは『法哲学』の序文の中で次のように述べる。 「誰でも本来的にその時代の子供(息子)である、そして哲学もまたその時代を思想において捉えたものである」 つまり、われわれはどこまでもその時代のうちにあるのであって、時代
本文を読む竹村喜一郎氏(筑波大学名誉教授)の訃報に接して
著者: 合澤 清10月2日の朝、友人のH君から電話があり、竹村喜一郎氏が9月17日に亡くなっていたということを聞いた。 あまりに突然のことで、頭の中が整理できないまま、とりあえず私が知っている僅かな共通の友人たちにメールで連絡した。また
本文を読む「本土」での「沖縄基地論争」は、「基地引き取り」論によって初めてわれわれにもたらされる!
著者: 合澤 清長いこと隠蔽されてきた沖縄駐留米兵による沖縄女性への「性的暴行」事件の事実がやっと最近になって公にされてきた。この明白な「情報隠し」は、6月16日に行われた「沖縄県議会選挙」が終わるのを待っていたかのように、今更のように
本文を読む日本は本当に「民主主義国家」なのか?(その1)
著者: 合澤 清「民主主義」「自由」を守れ!という大号令の下で、実際に行われているのはその真逆のことではないだろうか?公的文書の破棄(密約、裁判の証拠、など)、黒塗り、改竄など。一方で、国民一人一人の人権は全て掌握したいという動きがある
本文を読む哲学者・廣松 渉の没後30年に寄せて
著者: 合澤 清1994年5月22日に60歳でお亡くなりになった廣松渉先生は、著名な哲学者としての顔だけでなく、数々の武勇伝をお持ちの方であった。先生を偲びながら、そのうちのほんのいくつかを書いてみたいと思う。 まず、順序から言って、哲
本文を読む「台所」を取り込め!―ナチス政治の恐るべき策謀
著者: 合澤 清参考資料:藤原辰史著『ナチス・ドイツの有機農業』(柏書房2005) 藤原辰史著『 ナチスのキッチン 「食べること」の環境史』(共和国2016) 現在は世を挙げての「健康志向ブーム」と言われる。あれほどサプリ
本文を読む2024年の新年のご挨拶 (ちきゅう座運営委員長)
著者: 合澤 清皆さま、明けましておめでとうございます。 旧年中は大変お世話になりました、本年も引き続きよろしくお願いいたします。 さて、改めて昨年を振り返ってみますと、日本はもとより、世界中で政治の腐敗・堕落・専横が大きく取り上げられ
本文を読むローザ・ルクセンブルク―その革命観と「自由」の理念
著者: 合澤 清参考文献:「ローザ・ルクセンブルクの『社会主義的民主主義』論」赤海勇人著、『ローザ・ルクセンブルク その思想と生涯』パウル・フレーリヒ著 伊藤成彦訳(東邦出版社)、『ローザ・ルクセンブルク 思想案内』 伊藤成彦著(社会評
本文を読む監視・管理社会を告発―恐るべき時代の到来が「マイナンバー制度」で完成する!?
著者: 合澤 清書評:『スノーデン・ファイル 徹底検証』小笠原みどり著(毎日新聞出版2019) 驚嘆に値する本だと思う。スノーデンの告発が「世界を震撼させた」ことは一応新聞等の報道で「知っていた」(bekannte)はずだ
本文を読む国家とは何か―(ホッブズ、ジョン・ロック、ヘーゲル)
著者: 合澤 清前口上 ひょんなことからトマス・ホッブスのことが、特に彼の主著『リヴァイアサン』が、気になり始めた。そのきっかけとなったのは、まずヘーゲル『法哲学』の第三部「人倫Die Sittlichkeit」を構成している有名な三要
本文を読む歴史教育の誤りを糺す―「日本」という国号と「天皇」という称号の同時「創作」
著者: 合澤 清書評:『「日本」とは何か』網野善彦著(講談社「日本の歴史」第00巻2000) 前書き: 歴史の見直し―歴史教科書の『常識』を再検討する 最近になって網野善彦を再読しながら、彼の問題意識の斬新さに改めて驚かされている。
本文を読む政治に翻弄されるスパイたち―命がけで働きゴミくずのように捨てられる
著者: 合澤 清書評:『鉄のカーテンをこじあけろ』ジョン・ポンフレット著 染田屋茂訳(朝日新聞出版2023) ちきゅう座の仲間のF氏は大変勤勉な人で、ほぼ毎日、ネット上に飛び交ういろんな情報を丁寧に調べては要約を作成して私
本文を読む「美しき魂」の挫折が現実との新たな対決(実践活動)になる
著者: 合澤 清書評『青い花』ノヴァーリス作 1802年 青山隆夫訳(岩波文庫) イントロ/ドイツ・ロマン主義 この本の原題は、“Heinrich von Ofterdingen”(ハインリッヒ・フォン・オフターディンゲン)という。 何
本文を読む現代史研究会/元東京新聞記者・土田修氏による最新のフランス情勢レポート
著者: 合澤 清日時:7月24日(月)午後2時~5時(開場は1時半) 場所:「本郷会館」A会議室 東京都文京区本郷2-21-7 TEL 03-3817-6618 講師:土田 修 ル・モンド・ディプロマティーク日本語版の
本文を読む国民国家を超えたヨーロッパ主義は可能か(ハーバーマスの構想)
著者: 合澤 清書評『デモクラシーか資本主義か』J.ハーバーマス著 三島憲一編訳(岩波現代文庫2019) ユルゲン・ハーバーマスは、言わずと知れた現代ドイツを代表する思想家の一人であり、フランクフルト学派の第二世代に属し、
本文を読む新時代を開く「コミュニズム」―その秘策は『資本論』にある!
著者: 合澤 清書評:『人新世の「資本論」』斎藤幸平著(集英社新書2020/21) 「人新世」という耳慣れない言葉に一驚したが、「はじめに」で次のように説明している。 「人類の経済活動が地球に与えた影響があまりに大きいため、ノーベル化学
本文を読む水田洋先生を悼む
著者: 合澤 清突然の水田先生の訃報(2月3日)に接しびっくりしている。追悼文を書けと言われたが、先生のご専門のアダム・スミスやホッブズに関して、またイギリスをはじめとするヨーロッパ社会思想史に対して全くの門外漢の私には、先生のご研究に
本文を読む書評「フランス革命前夜のパリ-辛辣なドキュメンタリー」
著者: 合澤 清『18世紀パリ生活誌―タブロー・ド・パリ―』上・下 メルシエ著 原 宏編訳(岩波文庫1989) パリは何度かにわたって改造されてきている。もちろんそれは、パリの都市としての拡張に合わせての理由が大部分であったろうと思う。
本文を読む評注「ヘーゲル哲学の解体新書―マルクスとニーチェ」
著者: 合澤 清*『ヘーゲルからニーチェへ 19世紀思想における革命的断絶』上・下 カール・レーヴィット著 三島憲一訳(岩波文庫) 著者カール・レーヴィット(1897₋1973)の経歴について簡単に触れる。彼は学生時代に
本文を読む時流に漂弄される儚い定め
著者: 合澤 清書評:『虚栄の市』サッカレ作 三宅幾三郎訳(岩波文庫1939/71)全6冊 *この翻訳は非常な名訳であるが、なにぶんにも改訳されないまま17刷(32年間)まできているため、今のわれわれには、少々「古めかしすぎる」言い回し
本文を読む訃報:由井格さんが亡くなられました
著者: 合澤 清ちきゅう座の会員でありました由井格さんがお亡くなりになったという連絡がありました。88歳でした。葬儀、その他の詳細はまだ把握していませんが、いずれ「偲ぶ会」を準備したいと思います。
本文を読むアレクサンドロス大王とはどういう人物だったのか-『プルターク英雄伝』から
著者: 合澤 清『プルターク英雄伝』(9)プルータルコス著 河野与一訳(岩波文庫1956・1972) 最初に、著者(プルータルコス)について簡単に紹介する。 「プルータルコス/ボイオーティアーにあるカイローネイアの人。トラ
本文を読む精神心理学とポオの小説に見る「影の世界の不気味さ」
著者: 合澤 清書評:『黒猫、モルグ街の殺人事件、他五篇』ポオ作 中野好夫訳(岩波文庫) 気分休めにと思って図書館からE.A.ポオの短編集(中野好夫訳 岩波文庫1978/2014)を借りてきた。ポオを読むのは何十年ぶりであ
本文を読むマーク・モラノ著『「地球温暖化」の不都合な真実』を判読してみた
著者: 合澤 清『「地球温暖化」の不都合な真実』マーク・モラノ著 渡辺正訳(日本評論社2019) *以下の文章中の下線部、及びゴチック部は全て論者のものであることをお断りします。 まえがき この本にはトリックが仕掛けられている。外見的に
本文を読む『津田史学の面白さと中国、朝鮮への差別意識』
著者: 合澤 清津田左右吉著『古事記及び日本書紀の研究[完全版]』(毎日ワンズ2020)―「総論」を繙読しての感想 つい先ごろ、矢吹晋(横浜市大名誉教授)が、「津田左右吉の中国差別」を批判する新たな論文をお書きになっているという情報を間
本文を読む書評「ニーベルンゲンの歌」-ジーフリトとクリエムヒルトの悲劇の物語
著者: 合澤 清『ニーベルンゲンの歌』相良守峯訳 前篇・後篇二冊(岩波文庫1966) “Das Nibelungenlied” *今回は前篇に限って感想文を書いてみました。 ブルグンダー(Burgunder)という名前のワインがある。な
本文を読む「今、労働組合運動のあり方を再考する」
著者: 合澤 清参考資料:『労働組合とは何か』木下武男著(岩波新書2021)。但し、引用文は勝手に省略し、言葉も変えている。 先日、大先輩のKさんから電話がかかってきて、木下武男著『労働組合とは何か』(岩波新書2021)がなかなか面白い
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